去勢手術は必要か?
皆さんこんにちは。
小太郎は2歳と4か月で去勢手術をすることになりました。
実は私達、去勢手術は必要が無ければしないという方針でした。小太郎の小さな身体に余計な負担を掛けたくないという想いからです。なるべく自然な状態で生活させてあげたいと考えていました。
権勢本能の抑制
しかし、最近の小太郎は権勢本能が強くなってきており、しつけやトレーニングで矯正しづらいことが増えてきたのです。去勢手術には権勢本能の抑制の目的もあります。
停留睾丸という症状
そんな時にたまたま他の病状で動物病院に掛かる機会があり、睾丸の触診をしてもらうと、睾丸がひとつしか見当たらないことがわかりました。詳しく検査をしてみると…
『停留睾丸』という症状だとわかりました。睾丸のひとつがお腹の中に入ってしまっているのです。この症状を放置しておくと、将来精巣癌になる確率が通常の数倍になるのです。
癌のリスクを考えると、去勢手術をためらっているわけにはいきません。ただ、停留睾丸の手術は開腹手術になるのです。あの小さなカラダにメスを入れるのは、かわいそうに思えます。でも、将来の健康のためと割り切ることにしました。
ドッグトレーナーさんの勧め
ドッグトレーナーさんにも相談しました。
アメリカでは雄犬を飼う場合、基本的に去勢は義務だそうです。犬の繁殖をするなどの理由がない限り、手術は必須なのです。
理由として、無駄な繁殖を避ける、権勢本能を抑制して飼育をしやすくする、病気の抑制などです。
小太郎と幸せに暮らすためには、必要なことだと背中を押してくれました。
手術は大変でした
普通の去勢手術なら3針くらいの傷で済むのですが、小太郎は停留睾丸です。術後に迎えに行って、私達は驚きました。
なんと15針を縫う大手術になっていたのです。
獣医さんの説明で、体内にあるもう一つの睾丸がなかなか見つからず、結果そのような手術になったのでした。
小太郎は頑張りましたが、術後は元気が無く、かなり辛そうでした。その日はごはんも食べられなかったのです。術後3日は元気がありませんでした。
抜糸までの2週間は傷の保護、服薬、それと運動制限もあり、小太郎には大変なストレスになったと思います。
日本では現在、去勢は義務ではないので飼い主の考え方に任されています。メリットとデメリットをよく考え、犬との幸せな生活が送れるような選択が必要だと感じました。
YouTubeの本編動画で術後の小太郎が見られます。参考になれば幸いです。
【コーギー】去勢手術をしました、15針を縫う大手術になった… – YouTube
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